読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

赤い音楽と青い服

音楽、ファッション、映画でいい感じに飛び跳ねるブログ。

メディアと時代の最高の使い方。ゆらゆら帝国。



f:id:SASAKI-FUJIWORI:20151214094001j:plain

こんにちは。今回はゆらゆら帝国のご紹介。

ゆらゆら帝国

f:id:SASAKI-FUJIWORI:20151214094020j:plain

1989年結成。オルタナ、サイケ、インディーから何でもやっちゃうバンド。そして何よりファズギターが気持ちいいバンド。2010年解散。彼らは本当に多くの面白い楽曲を作り上げた。日本の独特の『雰囲気』を殺さずにうまくサイケデリックに織り交ぜる。この技術においては日本のトップレベルだろう。その技術から生み出される奇妙なグルーヴに虜にロックファンも多いはずだ。

彼らはアルバムを11枚発表。最後のアルバムを出した後『完璧にできあがった』ということで解散。その完璧にできあがったとされる最後のアルバムはキラキラしてだらだらして美しい。ひとつの小説を見た後の満足感に似ている。

ゆらゆら帝国/空洞です

少し聴いてみてわかったと思う。日本の音楽シーンにおいてゆらゆら帝国のようバンドは特殊だ。初期のゆらゆら帝国を聴いていただくとわかるだろう。

ゆらゆら帝国/つきぬけた

最初ちょっとしてから音楽流れます。

現在のシーンではここまで聴きにくい(いい意味で)、そして色の濃いバンドはなかなか表に出ることはない。しかしゆらゆら帝国はオルタナティブサイケデリックのシーンにおいては日本のトップを走っていたと思う。これはメディアが彼らをプッシュしたこと。90年代のオルタナティブ全盛期の時代のバンドということ、そして日本の音楽シーンにおける創世記だったことが上げられる。90年代においてサイケデリックというジャンルを担う代表的なバンドはいなかった。そこでスポットライトが当たったのがゆらゆら帝国、彼らのサイケデリックの音は日本の国民性にマッチした。メジャーデビューは1998年。結成から9年、90年代後期の少し遅めのメジャーデビューである。ここからメディアの後押しもあり大きなバンドになっていく。

2010年解散後、彼らは各々音楽活動をしている。

gt.vo 坂本慎太郎はソロで活動中。独自の世界を展開。ba.亀川千代はベーシストとして灰野敬二のサポート等している。dr.柴田一郎は電子音楽家『いちろう』として活動中。

まとめ

時代とセンスが合わさったときにロックスターになれる。どちらかが欠けてもいけない。ゆらゆら帝国はその独自の音楽が注目されることが珍しい一例だったと感じる。しかしそれを行ったメディアも十分賞賛に値するし、またそれが許される時代だった90年代後半は今よりも、もっと『多様性のある音楽』を楽しめていた時代だったと思う。もう一度あの時代を取り戻そうとする動きはナンセンスだとおもうが、やはりもう一度『多様性のある音楽のシーンを感じることができれば』と思ったりするのである。