赤い音楽と青い服

音楽、ファッション、映画でいい感じに飛び跳ねるブログ。

混沌とPOP The Velvet Underground 『White Light/White Heat』



f:id:SASAKI-FUJIWORI:20160909223259j:plain

こんばんは。60年代で作られたアルバムの中で、衝撃を受けたランキング上位のアルバムを紹介する。The Velvet UndergroundのWhite Light/White Heatである。

 

今回なぜ、このアルバムかというと、まぁ聴きやすいアルバムサイズで、そしてパンチもあり、記事も書きやすいからである。とにかく書いてみます。

 

White Light/White Heat

f:id:SASAKI-FUJIWORI:20160909224013j:plain

1曲目のWhite Light/White Heatから6曲目のSister Rayまで、一貫して、緊張感があふれている。このピリピリとした緊張感と、真っ黒なジャケット(正確には真っ黒じゃないけど)が、カオスという3文字を思い起こす。何より、破壊衝動からなる芸術性に感化されてしまう。『様々なバンドが影響を受けたであろう』と容易に予想できるアルバムだ。

 

曲はたった6曲。ただこの6曲の密度が恐ろしいほど濃い。天下一品のこってりを上回るレベルである。テンプレート的な音楽に飽き飽きしている、音楽ジャンキーには絶対に突き刺さるはずである。

 

1曲目のWhite Light/White Heat。この曲は、まぁスタンダードな曲だ。ただかっこいいのは、声から始まり、そして何しているかわからない、ただなぜか陽気な音楽と認識することが楽しい。ポップセンスがあふれている。

 

White Light/White Heat(Live)

 

2曲目、The Gift。これは一定のリズムに、ただただ物語を読んでいくだけである。この物語のストーリー自体も、まぁ気味の悪い、悪趣味なものである。Velvet Undergroundがアンダーグランドである理由がここにある。

 

3曲目、Lady's Godiva's Operation。そして4曲目のHere She Comes Now。この2曲でも

、一筋縄ではいかないポップセンスが光っている。なぜか穏やかな気持ちなのに、体は地獄にいるような、簡単に言えば、どことなく不気味な2曲だ。POPだがPOPじゃない。若干の幸福感を感じさせつつ、けだるさを引きずる精神。

 

5曲目のI Heard Her Call My Name。これはまじでやばい。何がやばいって、いろいろやばい。ぶち切れである。このアルバムの流れにおいての緊張感を一番に爆発させている。POPでありカオス。この曲の役割は、このアルバムにおいてはかなり重要である。『いよいよ破壊の時』といった具合か。

 

6曲目 Sister Ray。この曲は頭がおかしい。17分もある。好き放題やっているのをただ聴くという感じである。ただこの長さこそ、破壊の後の旅立ちだ。破壊の後に、どこか楽しい場所に連れて行ってくれるのはこのSister Rayが作り出すトリップ感である。

 

Sister Ray(Live)

 

とにかくこのアルバムはファンの間で『実はVelvetの最高傑作だ。』と言われている。どのアルバムも名盤ではあるが、POPの中の緊張と狂気を感じたい人はこのアルバムを聴いてほしい。

まとめ

Velvetはどのアルバムもめっちゃいいから、とにかく聴いてほしいんだぜ。そして自分に合った人生の1枚を見つけてほしい。そのくらいVelvet Undergroundは面白いし、音楽的に深みもある。普通の音楽に飽きた人におススめである