今回はチョモランマトマト。大好きだ。
Qomolangma Tomato
昔のアーティスト写真でごめんなさい(大きいのがなかったんで)。今はベースが違う人です。
バンドの解散って言うのはいろんな理由がある。マジで。病気になったとか、あんまり活動できないからとか。方向性が違うからとか。普通は知っているバンドが解散するとなると悲しい気分になるだろう。というか経験値が多いバンドが増えると日本のシーンが変わる可能性が高い気がするので、あんまり解散は好きじゃないんだけれど。まぁ仕方ないかも知れんけど。
今回紹介するチョモランマトマトは結成12年、酸いも甘いも知っている、めちゃんこクールなバンドだ。
12年間の様々なこと
彼らは4人組で結成してからわずか3年でサマーソニックに出る。この時点でもうセンスや感覚がいいということはわかるだろう。ライブもいいし、ボーカルもポエトリーリーディングのような歌い方。歌詞感も言い得て妙な感じ。(あくまで商業的に見ての『センスがいい』なのかもしれないけれど。)彼らの一番有名なトラックがこちら。緊張感のある歌詞は、僕らの生活に『疑問』を浮かばせる。
Qomolangma Tomato/リレイション

その3年後には、チョモランマトマトで一番のセールスを記録した『camouflage』を発売。今紹介したリレイションもはいっているアルバム。これが結構売れたんだけど、そこからメンバーが変わって、メジャーレーベルからも離れる。これはかなり心境にも大きな変化が起きるだろうし、簡単に言うと『きつい』と思う。こういった理由で、特にレーベルから離れることで解散を選択するバンドは多い。
しかしこの後、チョモランマトマトが出した『カジツ』というアルバム(POPWAVEというレーベルから)は本当に最高なできになっている。この『カジツ』というアルバムこそチョモランマトマトのあるべき姿であると思うし、また激動を乗り越えたメンバーだからこそ(ベースは違うのだけれど)できた完成度の高いアルバムになった。カジツに入っている翌朝はマジで希望に満ちている。
Qomolangma Tomato/翌朝

この前彼らは自主レーベルを立ち上げた。shigarami production(シガラミプロダクション)。ここから出るアルバムもすごい楽しみだ。自主レーベルという新しい形を選んだ彼らには、また新しい答えが見つかっているだろうし、その中で出たその答えをアルバムに投影しているのではないだろうか。
Qomolangma Tomato/かなしみ射抜こう

まとめ
とにかくみんな聴いてみなよ。これが一番スタイリッシュにカッコいいバンドだから。歌詞もリフもメロディも全部いい。とにかくみんなきいてみな。歌詞に悩んでいるバンドマンは、もしシリアスにいきたいなら彼の歌詞を参考にしてほしい。本当にすさまじい語彙力と世界感と視点。人間をもっと見て、もっと考えるとこんな歌詞ができるんじゃないかな。

- アーティスト: QOMOLANGMA TOMATO
- 出版社/メーカー: POP GROUP
- 発売日: 2012/03/21
- メディア: CD
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (6件) を見る

- アーティスト: Qomolangma Tomato
- 出版社/メーカー: shigarami production
- 発売日: 2015/06/17
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る

- アーティスト: Qomolangma Tomato
- 出版社/メーカー: スリーディーシステム
- 発売日: 2009/05/13
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (15件) を見る