赤い音楽と青い服

音楽、ファッション、映画でいい感じに飛び跳ねるブログ。

なぜ80年代に肩パッド入りジャケットのファッションが流行ったのか。



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寒くなってきて洋服整理をしていた時に、父親の洋服ダンスから『着れるのとったろ!』って思って物色してたら、まぁ肩パッド入りのジャケットが出るわ出るわで『ほわああああ!』ってなった。

デザインがいいのに肩パッドはいってたら着れないから、僕は血の涙を流しながら『流行』というものを恨んだ。『流行』がなければお金のない僕でも色々着回しできたのに。

ってことで今回なんで肩パッド入りジャケットが流行ったのか調べてみたよ。

がっちり体系=正義

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自分が知っている知識としてジャケット文化は欧米のものってこと、で欧米人より日本人は肩幅も体系も『がっちりレベル』では劣る。

テーラードジャケットおよび背広はちょっとがっちり感があった方がかっこよく見える仕組み。だから肩パッドが入るようになっていると聞いたことがある。

僕はビンテージのテーラードジャケットとか古着屋で買ったりするだけど、70年代位のジャケットは肩パッドがやや薄め。今でも十分に着れるシルエット。

でも80年代の肩パッドのテーラードジャケットはもう『なんやねんコレ!アメフト選手か!ラグビーは流行ってきてるけど、アメフトはまだ流行ってないから着んとこ!』ってなるわけ。

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これが70年代のテーラードジャケット。ちょっとゆったり感はあるが、張っている感じはない。

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これが80年代のジャケット。お分かりいただけるだろうか。肩が張っているのが。80年代に恨みをもつ、怨霊の仕業とでもいうのだろうか・・・。

仮説

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80年代はきっと『肩を守るべき何らかの理由』があったのではないかと思う。従来のパッドでは肩のガードが甘かった。80年代は肩を守るのが主流という風潮があったのではないかと考えた。

今から30年程前、80年代はバブルの時代。そして、バブル期はお金がたくさんあった時代。新しい家具を買ったり車を買ったりした方が多く、日常の生活の中で突然、物が増えた。

そのために、肩をぶつけやすくなった。だから肩パッドの厚みが増したのだと、僕は確信に近い仮説を立てた。

ビッグシルエット

 

調べていくうちに、どうやら肩パッドがごつくなったのは『80年代に肩を守るため』じゃなかったそうだ。僕は落胆し、本日二回目の血の涙を流した。

80年代はどうやら『ビッグシルエット』という流行があったようだ。いつもよりゆったり目が良いとされていたようだ。

ゆったり目、すなわちオーバーサイズ。『ビッグシルエット』に見せるための工夫として肩パッドの厚みが増した。

この後しばらくビッグシルエットの原因を調べてみたが、どうもピンとくるものがなかったので説としていくつかまとめてみた。

 

1、女性の男性化説

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ファッション業界『女性も男性のように力があるところを見せつけたれ!』

ファッション業界『そうや肩幅や!』

女性の肩パッドが流行る=ビッグシルエット

 

2、デザイナー山本耀司さん(ヨウジヤマモト)と川久保玲さん(コムデギャルソン)が流行らした説

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2人『コレクション出るぞー、立体的で黒っぽくてボロボロで立体的なファッションで衝撃与えたろ!』

立体的なファッション→体の線を隠す→ビッグシルエット

若手デザイナー達『なんやあれ!!!やばすぎやろ!!!まねしたろ!!!』

デザイナーたちがまねする。

当時の日本『お金あるからいいやつ買ったろ!』

若手高級デザイナーズブランドが売れる。

ビッグシルエットが流行る。

 

3、機能的説

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ファッション業界『技術も発展したし、ファッションに機能を加えていくのが今後主流になるで。ていうか、今までのスーツ動きにくすぎるわ。せや!だぼだぼにして動きやすいのにしたろ!』

ビッグシルエットが流行る。

多分、以上の説がミックスされて、完成したのがビッグシルエット、すなわち肩パッドなんだねー。

しかもまたビッグシルエットが流行ってるみたい。最近ではコーディガンという『シルエットを隠す』ような服が大ヒットしてる。でも最近のブームと80年代のブームの圧倒的な違いは肩パッド。肩パッドがない最近の服。これなら何年か先も、ましてや孫の代まで着ていけるね。

まとめ

なんだか調べてるうちに、あーこの服も時代の流れから生まれたものなんだなーとしみじみ。時代背景とファッションを合わせると面白いことが見えてくる。肩パッド入りジャケットに愛着さえ湧いてしまった。

今日は肩パッド入りのこの服で街を練り歩いてみよう!と思った。もし肩パッドが入っているジャケットきている人がいたら、それは僕だ。気軽に話しかけてくれ。

服を作る - モードを超えて

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アンリミテッド:コム デ ギャルソン

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コムデギャルソン (M´EMOIRE DE LA MODE)

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