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赤い音楽と青い服

音楽、ファッション、映画でいい感じに飛び跳ねるブログ。

洋楽を聴かない若い人たち向けに、僕が偉そうに音楽の聴き方を教える。



http://www.flickr.com/photos/96323831@N06/9511213674

 

どうも。200記事目です。200記事記念ということで、洋楽を聴かない子供たちへ偉そうに音楽の聴き方について教えていく。

 

 

本当はひたすらVelvet Undergroundのすばらしさについて書くつもりだったが、今回はもっと気になったことがあったのでそれを記事にする。久々にまじめにいきます。今回はかなりわかりやすく書くからちょっと文章量が多くなるかもしれないけれど、我慢してついてきてくれよな。

音楽の聴き方ってなんだ?

今回は音楽の聴き方について。ちょっと前に曽我部恵一さんについて書こうと思ってて、インタビューとか見てたんだけど、そこで面白いことを言ってたんだ。

 

http://www.flickr.com/photos/66208256@N00/203281250

イギリスにPINK FLOYDってバンドがいるんだけど、そのバンドの音楽はかなり芸術的なんだ。のれる音楽とか、のれない音楽とかそういう次元じゃなくて、アートなんだ。クラシックの音楽のような感じもある。でもバンド。

 

その音楽を曽我部恵一さんは、音楽が、『そこにある』と表現していたわけ。この表現すごい面白いなと思った。のるわけでもなく、ただ音楽が『デーン』とそこにたたずんていて、それをただ感じる。

イメージとしては、めちゃくちゃでかい『ビル』みたいなものを見ているような、そんな雰囲気だ。

 

『音楽の聴き方って何言ってんだこいつ』って思っただろうよ。そう。音楽っていうのは実は聴き方がある。君にとっては、音楽はきっと娯楽であり、それだけである。音楽がないと生きていけないという人もいるだろうが、そういう人は、たぶん音楽がなくても死にはしない。

 

いつも聴いている音楽があるだろう。それは君をノリノリにさせたり、時には涙を流させたりするだろう。気分を落ち着かせたり、よく眠れるように仕向けたり。

 

でも中には、ぜんぜんわからないという音楽があるはずだ。特に洋楽を聞かない人たちにとっては、洋楽は未知な部分である。何がいいのかわからない。そして、難しい、意味が分からない。ノイズとかうるさいのによく聴くな。

 

音はきれいなほうがいいし、歌詞は日本語じゃないと感情移入できない、というタイプの人にとって、60年代の洋楽なんて音も汚いし、意味も分からないからわざわざ聴くこともないだろう。

 

でもそう言わないで一回聴いてほしい。たぶん、何にもわからないけれど。何がいいのかもわからない。神聖かまってちゃんの歌詞にあるような『MDとってもイヤホンとってもぜんぜん鳴りやまない』ってことにはならない。たぶん鳴りやむ。

 

そこで『わからないからいーや』っていう感覚を『楽しむ』という聴き方がある。わからないものをわからないといって楽しむ。

 

ただ聴く。わからないけど、なんとなく聴く。のらなくていい。無理に好きにならなくていい。楽しくならなくていい。

音楽は気持ち悪くて当たり前?

http://www.flickr.com/photos/96323831@N06/14599930610

わからんなぁ、きもいなぁって感覚を『当たり前』にだと思って音楽を聴いていると、徐々に聴けるものが増えてくる。わからんなぁって感覚を楽しめるようになると、わからないものをどんどんと吸収するようになる。

 

わからないなりに吸収していくうちに、『あれ、キモくなくなってきたぞ。』ってなるかもしれないし、逆に『やっぱキモイわ』ってなる場合だってある。何回聴いても、キモいと思っている音楽は、『キモイ気持ち』になりたいときに、その音楽を聴けばいい。生活の中で『キモい』って思いたいということ自体あんまりないけどな。

 

ぶっちゃけ『よくわからない』と思わせるためにあるアルバムだってある。結局はアーティスト側が何を伝えたいかによる。

 

『耳を壊したい』と言ってめちゃくちゃうるさく作り上げたアルバムもあれば、『純度100%、お金のために作りました』って感じのアルバムもある。もちろんオムニバスではなくて、1人のアーティストの作品としてね。

 

世の中にはいろいろな意図があってできるアルバムがあるのだ。なにも全部が全部、曲ができた→アルバム作ろう、ではないのだ。

 

ここでこの曲を聴いてほしい。あのビートルズが作った曲(ビートルズっつってもジョンだけど)としては1番わかりにくい曲だ。この曲をいいというやつは頭がおかしいかもしれないが、なにか伝わるものがあるはずだ。僕は素直に恐怖を感じた。深夜に1人でこの曲を聴くと、ドラえもんに出てくる地球破壊爆弾を手に入れて、『これからどうしようかと』考えているような錯覚を覚える。

 

地球破壊爆弾の図

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The Beatles / Revolution 9

そうやって音楽をいろいろ聴くと、徐々に『わからんわ』が『わかる』ようになる。あれ、なんか耳に残るな、とか、今日はなんかいつもと違うぞ、という感覚だ。その感覚を感じたときに、音楽的に深くなっていく。

 

なぜか名盤と言われているアルバムを適当に借りてきて『わからんわー、マジでキモイ。ほんとアホだこのアーティスト。もっとわかりやすくしろよクソッタレ。』って思いながらまず聴けばいい。

 

そうやって聴いていると『なんでここまでキモいんだ。もっとわかりやすくすればいいのに』って疑問が出てくる。演奏も上手なのになんで?みたいな。

 

そして、このキモさ、違和感こそが実はアーティストが『伝えたい事』である場合もある。『キモい』って思ってくれればそれでいい、みたいな。聴きにくいってこともアーティストの魅力であり、大事な部分である。

 

誰だって、他人の作った音楽はキモイもんだ。特にアーティスト側からこちら側に歩み寄ってきていない、つまりマジで自己中心的に作った音楽なんて世の中には沢山ある。

 

http://www.flickr.com/photos/30931517@N03/6435992791

自己の内面を音楽を通じて形にし、それをアートとして発表する。そういった類の音楽。僕の自分解釈ではあるが、昔のバンドのほうが自分のカッコよさを自分中心で追及している気がする。

 

『音楽を売ること』に対してして重要なのはわかりやすさであるから、わかりやすく作っているのが売れるのは当たり前。でも、僕が本当に好きな音楽は、他人の評価なんていらねぇぞ!アートだろ!みたいな音楽だ。

まとめ

この記事を見てもう一歩違うところを攻めたいと思ったなら、とりあえず名盤と言われている、昔の洋楽を聴いてほしい。今までと違う、ありのまま聴くことを楽しむという方法をぜひ試してほしい。

 

Velvet Underground & Nico

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Dark Side of the Moon

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White Album (Dig)

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