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赤い音楽と青い服

音楽、ファッション、映画でいい感じに飛び跳ねるブログ。

知らんぷりはよしなよ。日本の音楽業界の危機



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投稿50回記念。今回は濃い記事書きたい。今回は現代の邦楽について。

日本の音楽シーンとラーメン屋

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今の日本の音楽シーンについて。今キャーキャー言われている薄っぺらい音楽と、それとは逆にいまいち認知されていないかっこいい音楽がある。この2つ、今回は比べてみる。『どちらがあなたにとって有意義か』という問いを考えてみる。

甲本ヒロトさん(クロマニヨンズ)は「売れている音楽が一番いいとしたら、世界で一番うまいラーメンはカップラーメンだということになるだろう。」的なことを言っていた。この言葉こそまさしく音楽の真理である。あなたにとってうまいラーメンとはなんだろう。テレビでばんばんCMしてるラーメンか?いや、あなたが、おなか減ったからとりあえずラーメンでも食いに行くかっていう感じのアクティブさを持っていたり、友達も何人かいる普通の人間だったらわかると思うが、地元のラーメン屋のほうがうまいだろう。うまいラーメン屋っていうのは地元に一軒はあると思う(なかったら君が始めなよ)。

その地元の味があなたにとって一番か。今はあなたにとっては一番かもしれない。では、どうだろう。一度県外に出て、うまいラーメンを探しに行ってみて、そこで食ったラーメンが一番舌に合う可能性もある。そしたら『うわ!なんだこの味は!』ってなるはずだ。そこで君はそのお店のファンになる。でも、そのあとに別の町にいって別のラーメンを食べる。そこでまた衝撃をうけるかもしれない。

これを音楽にたとえてみると最高にわかりやすくなる。君がテレビや大手メディアから流れるものに重きを置き、今の流行を追って、似たような音楽ばかり聞いている自覚があるならこのまま読み進めてほしい。もしくは、この文章を読んでいる中で、邦楽雑誌や某HPの邦楽情報からしか音楽情報を得ておらず、深くさぐる、すなわちDIGる(ディグる)ことをしていないのであれば、そういった人も合わせて読み進めてほしい。

DIGりまくってる音楽玄人はもうこの記事は飛ばしてほしい。あと、現在のシーンに疑問を感じてはいるものの表現の仕方がわからないという人は引き続き読み進めていただきたい。稚拙な文章だが、少しは参考になれば幸いだと考える。

音楽とメディア

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テレビのみでしか音楽を知らない君。テレビCMでやっているラーメンばかり食べているのと一緒だ。味覚的に引きこもりと一緒だ。雑誌からでも何でもいいから取り込んでしまいなさい。君が最高ならいいんじゃないかな。でも感性は広がらないから。どうでもいいか。

雑誌やHPでの情報を流行りのものとして聴いている君。第1ステップは合格だ。とりあえずおいしいラーメン屋もまず雑誌やHPからだからね。この階層に僕は今回いろいろ提言したい。

そして、今たびたびみんなが言っている『邦楽マジでやばい』ってことに切り込んでいくからねー。

日本と海外の音楽について

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洋楽ばかり好んで聞いている人がいるだろう。この人たちは多分7割はその感性からロックの可能性を感じ取れる人。アメリカやイギリスがロックのメインストリームだが、彼らには、日本と違ってアイデンティティがある。これアメリカもイギリスも移民が多い歴史がある。移民はアイデンティティの発達には重要なもののため、彼らは自分の中での良し悪し、好き嫌いがはっきりとしている。芸術品に関しては(ある程度の市場はあるが)いいものは売れるし、悪いものは売れない、といった傾向がある。いい曲さえ作れば・・・という風に夢がある。しかし、日本においてはアイデンティティが発達する機会が歴史的に少なく、そのため『右にならえ』の文化が発達した。いま,

多くの音楽を聴く者が流されている現代で、夢なんてもんはない。いい曲さえ作れば・・・なんて考えているほうが甘すぎる。

そこに漬け込むのはお金儲けをたくらむ裕福な人たち。その人たちはメディアを使って多くの人間を動かすようになった。今の音楽界は、メディアの力全盛期だ。90年代から2000年代くらいまでは、まだCDバブルと景気の良さが前面に出ていたので、メディアも余裕があった。お金儲けに余裕があったしチャレンジができた。もちろん日本の音楽自体の第二創世記、バンドブームもあと押しとなり、比較的に多用な『アイデンティティ』を持ったバンドが出てきていた。

しかし現代は全くの不景気。CDが売れなくなってしまったため、資金力もなくなってしまい、余裕がなくなったレーベルはチャレンジをしなくなり、『本当にかっこいいバンド』ではなく『ある程度言いなりになるような売れるバンド』に力を注ぎ始める。いわゆる『カモ』だ。勿論、全部が全部じゃないよ。善良なレーベルもあれば、善良な大人もいる。善良なバンドマンも努力の末に自分らのレーベルを勝ち取ったバンドもいる。でも今はそういったバンドもなかなか少ない。

レーベルはダンスビートが売れるとなればダンスビートを売る。不思議系ゆるふわ女の子ボーカルバンドが流行っていれば、そのバンドしかピックアップしない。とまぁこういった構造になっているのだ。今の日本の状態がこれ。全部同じ。流行りが流行りを呼んでいる。

昔の時代を知っていたり、洋楽大好きのアイデンティティ野郎はこのことについて嘆く。日本の音楽界は終わっている、と。今注目の!とか今話題の!とかは、みんな似ているように思ってしまうのもそのせいだ。面白みがない。でも正直仕方ない。こういった背景があるからだ。とにかく面白くない、新しくない。ダメダメ。時代遅れ。ガラパゴスすぎ。ダサい。いけてない。恥ずかしい。

僕はリスナーがメディアに流されることなく、本当にいいと思うものを聴いてほしい。それに自信を持ってほしい。でもその自信が、どこからともなく湧き出てくる、あやふやで宙に浮いている自信的なものではなく、いろいろ知った後に自信を持って欲しいから、こういったことを書いた。

まとめ

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今の邦楽メディアは売れるものしか流さない(一概には言えないけれど)。大手の雑誌だって、載せてもらうのに『載せてもらう側』がお金を払って載せてもらうわけ。メディアから情報を得て、たいして良くもない音楽を良いって言っちゃうのは騙されてるだけだよ。まんまとしてやられてるだけ。君がそれでいいならいいよ。君は一生そうやって流されていくんだ。

でも入り口としてなら全然いい。メディアから入って、そっからは自分で探る。大事なのはこの姿勢。僕だって最初はメディアで情報を知っていただけだったけど、そこから興味がわいて自分で探求した。探求するときりがないけどね。そして自分でバンドもして、音楽業界人の話を聞いて、こういう考えになった。

ラーメンと違うのは音楽は簡単に国境を越えられる。県なんて余裕だ。音だし。YOUTUBE使えば60年代の音楽も余裕で聞ける。音楽好きな人はビートルズが好きっていうけど、あんな古めかしいビートルズのどこがかっこいいのか考えて探求してごらんなさい。それに気が付いたとき、アイデンティティに一歩近づく。そしてやがて自信になったら君もアイデンティティー野郎だ。

そうなって初めて気づく。今の邦楽界は終わってるって。

部長 島耕作 音楽業界進出編: 講談社プラチナコミックス

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